心を通わせる通訳、これからも

心を通わせる通訳、これからも

救援ネットは今から30年前の阪神淡路大震災の混乱の中、日本語がわからない外国人が情報から取り残され、避難所に行くことも食料を手に入れることも出来ず、寒空の下で孤立している現状を見て救援行動を起こしたことが始まりと聞いています。

30年の歳月を経て、神戸の街は新しく見事に復興を成し遂げました。

私が救援ネットとかかわりを持ったのは震災からずーと後のことになります。当時の事から思えば世間は落ち着いたように見えますが、今も多くの外国人から生活相談が寄せられています。相談内容もさまざまで、中には人の生命にかかわりかねない相談も少なくありません。

不安な日々を過ごしている外国人のために、親身になって対応している相談員とともに気持ちが通う通訳が出来ればと思っています。

長谷川 治

特定非営利活動法人 NGO神戸外国人救援ネット ポルトガル語通訳

※写真は長谷川さんがブラジルで暮らしていた頃の貴重な一枚です。