外国人の医療・福祉・社会保障の権利保障のために
私が外国人の医療・福祉・社会保障の問題に関わり始めて35年になります。
1990年にくも膜下出血で救急搬送されたスリランカ人留学生が医療費の負担ができず困っていたのを神戸市が生活保護を適用しましたが厚生省が問題にして国庫負担分の支払いを拒否したゴドウィン事件が契機です。
この時期を境に重篤な病気になった外国人に医療が保障されない事態が多く起こるようになり、全国で取り組みが行われました。そして、神戸では阪神・淡路大震災での被災者支援策から排除された被災外国人への支援に取り組む中で神戸外国人救援ネットが結成され、現在に至ります。
今日、医療だけでなく生きる権利さえも保障されない外国人が多数存在する状況はますます深刻になってきており、神戸外国人救援ネットの果たす役割はますます重要になってきています。多くの方のご支援をお願いします。
觜本 郁
特定非営利活動法人 神戸の冬を支える会 理事
特定非営利活動法人 NGO神戸外国人救援ネット 理事・運営委員
