神戸に暮らし、世界を想う

神戸に暮らし、世界を想う

学生最後の一年間、神戸の外国人宅でメイド住まいさせてもらい、ベルギーへ旅立った私が神戸に帰ってきたのは20年後、それからはずっと「浦島太郎」状態で神戸に暮しています。

思いもしなかった阪神淡路大震災を経験し、ごちゃごちゃになった神戸の再生の途中でフィリピン人やベトナム人、ブラジル人たち、様々な国の人と出会い、様々なボランティアと知り合い、「神戸外国人救援ネット」が生まれました。それからはや30年も経ちましたが、様々な理由で世界中からやってくる外国人、外国にルーツを持つ人たち、戦争に疲れた人々からの多岐にわたる相談が絶えません。

いつか、この神戸(だけではありませんが)というまちが、困難を抱える外国人にも希望をもてるところになってほしいと願っているのは、私だけではないと思っています。

もりきかずみ

フィリピン人コミュニティ「Masayang Tahanan」 コーディネーター

特定非営利活動法人NGO神戸外国人救援ネット 運営委員